それゆけ!遅めの戦車道!!V 組み立て編

 AFVプラモ5台目製作であります。


 今回作ってみたのはドラゴンのM4A3(76)W HVSS シャーマン

 オークションで後期型ヘッツァーとの抱き合わせで買って積んでたプラモです。
 何か試してみたい時に実験用としてアレしようと思ってたんですが、

 このアクリル筆塗りが気になったのでチャチャッと組んでパパッと塗り塗りすることにしました。
 ちなみにこの動画はMズ展2013で行われた製作実演。
 自分は前日に行ったので組み立ての方だけ直接見ることができたんですが結構参考になりました。


 いつものようにマ◯ックリンでパーツ洗浄し乾燥させてから製作開始。
 まず手をつけたのは車台の整形です。
 
 戦車プラモにはよくあることですが、金型など諸々の節約のために他のキットとパーツを共用している…というのが今回のキットでも見られます。
 余分なパーツが入っているとかならまぁいいんですけど、「このキットでは必要ない部分だからここ削ってね」なんてこともたまにあるのでガリガリ削ることに。

 金ヤスリで削って平らにしてHVSS用のパーツを接着。


 前面の増加装甲も整形が必要っぽかったので先にやっときました。
 
 機関銃周りが完成写真・イラストと比べて明らかに狭くてモールドに干渉してるのでヤスリとナイフでガリガリ


 お次は足回りの細かいパーツを一気に処理して組み立てます。
 粗めの処理でどのくらい出来が違うか、というのも見てみようと思い今回は細目金ヤスリとところにより600番紙やすりで軽く処理。
 パーティングラインの処理が必要な部分がそこまで多くなかったのでサクサク組むことができました。

 いつもはおっかなびっくり転輪のパーティングライン処理するんですけど今回は豪快に。
 一部勢い余って円が歪むレベルまで達してしまいましたが…。


 続いては履帯の整形と組み立て。
 合計160枚のパーツを切り出して処理します。
 パーティングラインがかなり目立つのでこれはナイフとヤスリで処理…めんどいですね。

 突き出しピン跡は今回はスルー…というか埋めるの忘れてました(笑)。
 足回り部分を仮止めした後マジックトラック方式で巻きつけようと流し込み接着剤使ってみたんですが…
 
 豪快に失敗。
 硬化時間を取り過ぎて固まってしまい曲げたらもげた…という感じですね。
 
 仕方なくちまちま地道に接着して乾燥後仮止め部分を取り外し。
 ロコ組み初挑戦でしたがまぁそれなりに上手くいって一安心。


 車体上部は細かいパーツがちょこちょこあって整形と接着が地味にめんどかったです。

 足回りに比べて目立つ部分なのであんま手抜きできませんからね。


 砲塔は砲身整形以外は特に問題もなくササッと組めました。

 砲身合わせ目消しは溶きパテ塗ったくり→紙やすり巻きつけクルクル削り→缶サフ吹いてチェック…といういつものパターン。


 フェンダーを組んでみたところガッツリ車台に干渉。
 完成写真などを見ても「これ前のフェンダー幅広すぎだろう」というアレなのでガリガリ削ります。
 
 パッと見違和感ないレベルに整形してみてもまだ干渉するので「どうせ目立たない部分だし」と更に豪快に削ります。
 塗装して厚くなることを加味してある程度余裕があるように多めにガリガリ
 
 ようやくスッポリおさまりました。


 前面増加装甲は車体に接着しろと説明書には書いてあるんですが、どうもキッチリ接着できそうにないので車台の方に。

 こっちのほうが安定しますしイイですよね多分。


 砲塔の装甲は接着部が点3つという感じで至極不安であります。

 そのうち取れそうな気がしますが大丈夫ですかねぇ…。


 とまぁそんな感じでとりあえず組み立て完成です。



 今回苦労したのは主に説明書ですね、「これ接着したらこうなるよ」という絵が全然無くて正直正しく組めたか自信ありません(笑)。
 完成写真はあるものの、それでは確認できない部分についてはほぼ想像という感じです。
 車種的にもキット的にもマイナーなためか作例や実車写真もほとんどネット上で確認できない…というのもネックでした。
 HVSSについてはイージーエイト、履帯は同系統と思しきグリズリーを参考にしました。
 シャーマンの資料も買っときゃ良かったですね…ウチにあるのはドイツ戦車ばっかなんで。
 左右のパーツ番号が時々逆になってたりしましたがまぁこれは絵を見てなんとか対応しました。
 キットの出来自体は昔の海外モデルという割には(フェンダー以外は)パーツの合いも良くて組みやすい部類だったと思います。


 さて、次回は塗装であります。
 アクリル筆塗りでどれくらいキレイに塗れるのか…せっかくなんでイロイロ試して見ることにしましょう。