それゆけ!遅めのガンプラ道!!II

 アッグガイに続いて手を出したのがこのHGUCガンキャノン

 今回はこれを無塗装+スミ入れ&つや消しクリアーでアレしてみたいと思います。色分けされてるガンプラでは一般的な作り方のようですけど自分的には初挑戦。


 まずは要合わせ目消しな部分やパーティングラインとかの確認をしつつ仮組み。

 スナップフィットで接着剤要らずなのが売りなガンプラですが、一度ハメると外しづらくなる&圧力かかるためエナメルスミ入れやると割れる原因になる…ということで、ピンを短く切り飛ばしておくといいそうです。チョイ力入れると外れるけど仮組みには十分な保持力になるのでこりゃ便利。
  
 パーティングラインや突き出しピン跡など処理が必要な部分の多くは目立たなく隠れてくれるので割と楽なんですが、それでもちょこちょこと処理がめんどくさい部分が。溝モールドがあるところで合わせ目消し、しかも狭くてヤスリ入れにくい…みたいなのは正直アレ。

 ひとまず仮組み完了です。カメラアイ以外はほとんど塗り分けされてるのでシール貼ればこのままでも十分じゃねーかという気も。さすがガンプラパネェ。


 合わせ目消し必要な部分の確認が終わったところで、まずはそこを先に接着して十分に乾燥。前回乾燥不十分で合わせ目消した後に引けちゃった部分があったのでその反省を活かしてガッチリバッチリ乾かします。今回は無塗装ということで溶きパテを使わずムニュ消しで。通常のプラセメントだとつなぎが入ってる分合わせ目の色が変わってしまうということを聞いたので流し込み接着剤で接着面をトロトロ溶かしてムニュッとやってみました。
 
 肩キャノン保持パーツは接着しちゃうと塗りにくそうだったので先にエナメルでスミ入れしときました。


 自然乾燥&乾燥機を使って数日ガンガン乾かした後合わせ目消しに入ります。
 
 白パーツとかはキレイに合わせ目消すことができました。パッと見継ぎ目わからんですね。しかし赤やグレーの部分は一部溶剤により変色しちゃいました…写真撮り忘れちゃいましたが。流し込み使えば万事解決、というわけでもないんですねぇ。

 隙間が埋まりきってなかった部分はランナーをライターで熱して作った伸ばしランナーを使って埋め埋め。成型色と変わらない色でアレできるのでなかなか便利ですねコレ。


 
 左右くっついてたスカート部分は独立して動かせるようプチ加工。ネット使って先人の知恵を拝借しました。


 ここまではだいたい順調…という感じだったんですが思わぬアクシデントが。

 二重構造になってる肩パーツを接着する際マスキングが不十分だったようで、接着剤が流れこんでしまい固まってしまいました。ナイフ挿し入れてこじ開けようとしたんですが失敗してこんな有り様に。
 
 そこで破損部分を埋めるのにランナーパテを使用。溶剤でドロドロに溶かしたランナーをパテ代わりにするという荒業で、ネッチョリ溶けたパテモドキとランナーの切れ端を使って何とかごまかせました。隙間埋めに使ったランナーの組成の問題なのか色が微妙にアレになりましたがこれはさすがに仕方ないので諦め。こういう時無塗装だとイロイロ大変ですねぇ。



 各パーツの処理が終わったところで塗装前洗浄。一部スミ入れしちゃってたので今回はマ◯ックリンでなく中性洗剤で洗いました。


  
 カメラアイと太めの溝はラッカー筆塗りしてみました。無塗装の場合爪楊枝でガシガシこすれば下地を傷つけずに塗料を剥がせる、と某動画で教わったので早速実践。確かにカリカリ剥がせますね、これはなかなか快適です。


 

 スミ入れはエナメルで。心配していたパーツの割れはスナップフィットを緩めていた効果があったのか発生せず。ただ前回も思ったんですけど、AFVでウォッシング気味なスミ入れをすることに慣れてしまったせいかどうも必要な部分だけ残して綺麗に拭き取るというのが自分は苦手なようで…シャープな線を残すのがなかなかムズいです。スジ彫りの部分から工夫したほうがいいのかもしれんですね。


 そしてつや消しクリアー。ガイアカラーのEXフラットクリアーだと半ツヤな感じなので今回フラットベースを追加してみることにしたところ…。
 
 イロイロ勢い余ってガッサガサ&真っ白になりましたとさ。フラットベースが多かったのと思いっきり吹きすぎたのが原因ですね。後者はエナメルの上からということで砂吹きを意識しすぎた結果塗りすぎた…という感じですが、それにしてもこれはやりすぎました。普通のクリアーを上から吹けばある程度修正できると聞いたのでとりあえずマシなレベルまで回復させることはできましたけど。



 目立つところは修正しましたがやっぱり白いですね。AFVならくれくらいがさがさしてても雰囲気出ますけども。

 つや消し吹くと合わせ目消し部分などは目立たなくなる、とかいう話を聞いた気がしましたが溶剤で変色した部分やゲート処理後などはやはり見てわかっちゃいますね。こういうのがきになるようだとやはり塗装したほうがいいのかなぁと思います。でもまぁほぼ無塗装の割にはそれなりにカッコ良く出来たのでその点は満足です。