死ぬかと思った

 箕面COSPAマジヤベェ。
 スミスマシンでベンチプレスやってた時のことです。100kgのウエイトを載せ、安全のためにストッパーをセットしようと思ったんですが微妙に高さが合わず、「まぁすぐ近くにインストラクター2人もいるからいざという時は助けてくれるべ」とそのままアレしてしまったんですが…。
 フォームが悪かったのか体調がイマイチだったのか力が乗り切らず、「こりゃあかん」という状態になってしまいました。慌てて最寄のフックに引っ掛けようとしますがそこまでもとどかず、助けを呼ぼうにも胸圧迫されてしっかりと声が出せません。それでも危ないと見たらきっと手助けしてくれると信じ、それまで耐えようと必死にブリッジ効かせて挙げようとしたり、体ずらして抜け出ようとしたりと1分近く悪戦苦闘。胸はつぶれそうになるし咳き込んだり蛙が潰れたような声出るしでかなり挙動不審だったと思います。そして遠くから駆けてくる足音がしたので「ああ、他のスタッフが気づいてくれたんだ」と安心したら、何と救い主は見知らぬ兄ちゃん。自分のトレーニング中にこちらの異変に気づいて慌てて救出に来てくれたそうで…。感謝感激でひたすらお礼言いまくってた俺。何でもその人、自分も以前同じような目にあって骨折したことがあるらしく、他人事だと思えずヘルプに来てくれたそうな。マジ感謝ですよホント。で、無事スミスマシンから脱出して一息ついたところで間近のスタッフの方を見てビックリ。まるでこっちの騒ぎに気づかなかったようにず〜っと2人でダベッてました。助っ人さんも呆れて「インストラクター何やってんですかねぇ…」と言ってましたが、ホント何やってんのよ。
 フリーウエイトってのは危険が付きもの。やる方もそれを熟知して自分の扱える範囲の重量を扱う、という自己責任の世界。しかも今回俺はやりづらいからという理由でストッパー入れなかったわけで、自業自得といえばそれまで。スタッフに「何で助けなかったんだコラ!タココラ!」なんて言えた義理はありません。でもインストラクターが2人して至近距離の異常事態に気づかずダベッてるってのは正直どうよ、と思います。俺は常々会員制のジムと公共のスポーツセンターの最大の違いは、しっかりしたスタッフがいることによる安全性の有無だと思ってたんですが、どうやらCOSPAに関してはその考えを改めなきゃいけないようです。値段の差=設備の差、ただそれだけですよ。