これが載っていたというだけでもログインはもっと評価されるべき

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島本和彦

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ワンダービット 3 (3) (MF文庫 9-10)ワンダービット 3 (3) (MF文庫 9-10)
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 いつのまにか(以下略)
 2巻は1巻とと比べて強烈なアレはありませんでしたね…段々マンネリ化してきたのかしら(笑)。でも時々「これは!?」と思わせるアレもあってさすが島本先生と言いたくなります。トータルの内容はイマイチでも一つのセリフがとてつもなくカッコよかったりとか、ね。3巻は何だかまた爆裂してました。マンネリ通り越して更なる高みに上がったような…さすが御大。
 内容ですが、2巻では「さらばインサイダーケン」がなかなか。いや本編はどうでもいいんですが、謎の父兄の「言ってみりゃあこいつあ親と子の感動バトルよ!!いやな本をとりのぞくよりケチケチしねえでおもしれえ本をバンバン買ってやるのよ!」というセリフがよかったですね。「怪奇カメムシ男」はまさに男のロマン。この奥さんイイキャラしてるよね。「タイムマシンの恐怖」は勝手に自己完結してるオッサンとオチが何だか好き。
 3巻はやはり「ヤマモト」が素晴らしい。これ「世にも奇妙な…」でドラマ化しそうな内容だよね(笑)。「ことば道」は切り口がかなり面白いです。影絵っぽい独特の描き方も○。「虚実録プロサッカー選手物語」は…もうやったもん勝ちでしょう(笑)。いなずまサンダー!「クライマックスがお好き」は映画のジレンマというかお約束というか…でもこれ続きが気になるな(笑)。後年似たようなアレをフルメタでやってましたが、多分この話のインスパイヤでしょう。ガイファックスとビッグラバーの一連の作品は…さすがヒーロー物にかける御大のアレは違うぜ!と思わせるだけの濃さがあります。何かアリスネタまで出てるし(笑)。「最後の戦い」はこれまた続きが気になる…。バーニンガイ達が登場する「正義の味方とは何ぞや?」というアレはかなり面白かったです。またこういったオムニバス的な作品やってくれないかなぁ。