あの帯はどうかと思うけど

ワールドエンブリオ 3 (3) (ヤングキングコミックス)ワールドエンブリオ 3 (3) (ヤングキングコミックス)
森山 大輔

少年画報社 2007-08-09
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 いつのまにか3巻出てた!ということで購入。
 1〜2巻で物語の序章をしっかりアレした上でこの巻から本編、という感じでしょうか。バトル物としてもルールが固まってきた感があって面白味が増してます。設定とかアレとか武装錬金連想しちゃうのが何ですが、このご時世こういったジャンルでは設定に似通ったモンは何かしら出来ちゃうもの、重要なのはそれを如何に料理するか、というトコだと思います。そういった意味では森山先生には全幅の信頼を置いてるのでこれから楽しみ。個人的にはアレですね、二字熟語を叫んで戦闘モードに切り替わるのは琴線に触れますよ。「蒸着」とか「赤射」とか「瞬転」*1とか。顕醒!でも洋兄は一回もこう叫んでないし、初期はそういう設定なかったのかなぁ(笑)。
 ストーリーは洋兄の遺志を継いでリクが棺守と戦う!という王道的展開かと思いきや*2「天音姉」の存在とNEFTの胡散臭さがリクの動きをそういうアレからズレたものにさせていってます。「嘘」の描写がイイよねこの漫画。「世界を包む苦くて優しいウソ」ってフレーズは好きだ。
 とにもかくにも先が楽しみですハイ。早く次巻出ないかなぁ。雑誌連載をチェックしたいのは山々だけどヤングキングアワーズだしなぁ(笑)。

*1:まぁアレは「瞬転!」じゃなくて「怒る!」だけどさ

*2:こういうありきたりなアレでもこの作者は堂々と描き切るからたまらんのだけど