チーズオムレツというのも試してみたいなぁ

 ちょっと初心に返りたかったので俺が料理を始めるきっかけになったゲームの移植版(積んでた)をプレイ。
 敢えて新規声優でプレイするという苦行は…やってるうちに慣れました。「これはこれで」と許せる人もいますし…ま〜姉とかかすりさんとか。でも全体的に演技指導がしっかりしてないというか、テキストで「親の仇のような」とか書いてあるのに普通の怒り声だったり、歌ってるはずのところで普通に喋ってたり…。まぁ極めつけは「(わなわな)」ですね…音読する奴がいるとは思わなかった(笑)。里伽子は最後まで慣れなかったなぁ…というかアレキャラの掴み間違ってね?里伽子はボソボソ喋る暗い話し方なんじゃなくて、ただただ無愛想なだけだと思うんだけど。だから新谷嬢も正直似合わない暗めの声を出すんじゃなくて、桜庭某みたいな明るい声で愛想悪く演じた方が…ってそれも変だ。やっぱミスキャスト。そもそもキャラに合わせて声優を持ってくるんじゃなくて、手持ちの声優を何となく割り振る学芸会方式ってのが致命的。やっぱラムズは…。
 新規シナリオは…ライターが違うから丸戸節はまぁ期待できなくて当然なんですが、美緒の方はそれなりに頑張ってたんじゃないかと。細かいトコよくわからんというか説明不足なトコもありましたが、いい話でした。瑞奈シナリオは…最初にやったのでもうあんま覚えてないというか(笑)。正直そんな面白くなかったというか期待はずれでしたねぇ。
 で、コンシューマ化するに当たって改変されたシナリオとか追加されたエピソードとか…。これもどうやら原作スタッフはタッチしてない模様です。Re-Orderで修正されたかすりさんEDでのアレとかもそのままでしたし…。全体的には新キャラ美緒っちを今までの会話に混ぜるのに苦労してましたねぇ(笑)。ほとんどツッコミ役に終始してたような…。追加テキストについては面白いのもあったけど微妙なのもアリ。エロ関係はバッサリ切られてそれを臭わすのも基本的にNG。描写しなければ別にいいじゃんとか思うんですがねぇ…12歳以上対象なんて半端なもんにするからイカンのよ(笑)。里伽子ED間際の追加テキストはちょっと蛇足というか冗長だった感があり残念。かすりさんのは「決戦バレンタイン」への流れの捕捉的な話が追加されてて結構よかったですね。ただ橘女史の声が…福井嬢ってこんなヘタッピだったっけ?ショコラメンバーもデュアルボイス対応だったら良かったのに。
 そして歌。OPのクローバーのアレは良質なムービーが見られるということでまぁ○。名曲「Leaf Ticket」はいつでも聞けるようにプロローグ終了時点でセーブ済み。EDは由飛エンド以外はピアノヴァージョンなんで別にいいやって飛ばしちゃいますね(笑)。クローバーのエンディング?何それ?
 で、問題は由飛の歌。PC版で猛威を振るった高槻嬢のハイトーンな歌と、宮崎嬢のチェストボイス…。普段の台詞としての歌はまぁ…アレとして、イベント中に流れる歌についてはデュアルボイス関係ありません!プロローグでは高槻、由飛シナリオの最初では宮崎と固定になってます…違和感バリバリ。せめて設定してる声に合わせて曲流して欲しかったなぁ。欲をいえば、せめて面子の中で一番歌上手い人を由飛役にして欲しかったなぁ…。アレのどこが「高音の澄んだ声」なのさ。
 後エロ要素がなくなったことで、ま〜姉ちゃんのトンデモ設定がうやむやになってます。つ〜かPS2版から入った人はま〜姉が実は○○だって知らないんじゃね?そういうの気にする人多そうだから、それでま〜姉の人気が低いんだとしたら可哀想なんだけど。いやまぁ、PC版で明らかになった時は逆に引いたけどねあたしゃ(笑)。ま、タダでさえ里伽子シナリオと対になってるって時点で色々ワリ食ってると思うけどね〜。俺は好きですよ?こういうダメ姉。
 総合的に考えてコレが買いかどうか…って話になると…ウ〜ン。PC版から入った俺の愛着とかそういうアレを抜きにしても新規声優の魅力はイマイチ。まぁコレはデュアルボイスで解決できますが。後はエロか新規要素かの戦いですけどね…一長一短。エロシーンで色々表現できる部分ってのは大きいですからねぇ。新規さんはPC版(できればRe-Order)をやった方がいいかと。
 あ、作品としてはやっぱ素晴らしいですよ。声がアレでも理伽子シナリオ感動しましたから(笑)。去年各所のアンケートで1位取りまくっただけあります。
追記:実はPC版では里伽子BAD見たことなかったんで今回初挑戦。…マジ凹んだ。あそこで終了なのか…。