ギガドリルブレイクのイントネーション変じゃね?

 劇場版グレンラガン・紅蓮篇を観に行ってきました。
 あのグレンラガンを新作映像込みで、大画面で!と期待して行ったら小画面でした…。シネ・リーブル梅田ダメすぎ…。チネチッタとかだともう少しでかいのかしら?向こうでもう一度観てみたい気も。
 内容はさすが劇場版、新作カット目白押しどころか後半かなり改変されててビックリ。第1部から第2部シモン復活まで、という区切りだったんですが、第2部はもうほとんど別物。クライマックスは古きよき東映まんが祭り的な怒涛の展開で白熱しましたよウン。アレかなぁと思ってた伝説の第4話は5〜6と一緒にダイジェストで一瞬流れました(笑)。
 活劇としてはイイ感じだった改変部分ですが、シモンの成長譚としてあそこらへんが好きだった俺的にはちょっと残念な演出でした。TV版に比べてシモンどん底なシーンが短い(まぁ尺の関係上仕方ありませんが)のでなんかアッサリ復活したなぁという感じでしたし、あの見栄を切るトコで一旦区切らずそのまま四天王との最終決戦までやっちゃうのでシモン復活のカタルシスがかなり薄れちゃってます。後あの名曲「happily ever after」の音量が何か控えめな上にギガドリルブレイク後の大グレン団の他の面子の活躍のシーンにまで流しっぱなしなので、歌詞の意味までかみ締めてシモン復活に感動できたTV版とはだいぶ印象が変わってますね…。TV版11話は個人的に一番好きな回で、正直あんまいじらないで欲しかっただけにウウン。でもアレはアレでカッコよかったですが。
 追加シーンでイイなぁと思ったのはシモンとヨーコ・ニアの会話。TVだとカミナ視点での話が出ただけだったあのエピソードをシモン側からも語らせることで後の展開がイイ感じに引き立ってました。アディーネとヨーコの対決もなかなか見ものでしたし、劇場版オリジナル要素もイイところはありました。
 とはいえ劇場版でもっとも印象に残ったのはニア。新作部分は無論のこと、使いまわしのシーンでもニアだけ新作映像使われてるところがあったりします。しかも明らかに気合入ってて可愛い(笑)。エヴァの劇場版とか漫画版での綾波のアレを思い出しますね。ニアだけはガチ。
 とまぁざっとこんな感じでした。TV版が好きで「何だあんま変わってないじゃん」とか文句言いながら総集編で感動をかみ締める予定だった俺を二重の意味で裏切ってくれましたね。TV未見の人が見たら…どうでしょうコレ。個人的にはTV版見てもらいたいですね。
追記:あの予告だと「螺巌篇」が丸々螺旋王との対決に見えてきちゃうんですが…。開始早々螺旋王終了→7年後、ってのはアレレ?って感じになっちゃうんじゃないかしら。でも紅蓮篇の冒頭があんな感じだからちゃんと第4部までやらないと収拾付かないし…どうなることやら。