太っちゃったんだもの

 中邑よ、毎日、鏡を見ろ。何度も何度もビデオを見ろ プロレスとは、桃源郷なり +PLUS
 以前山本小鉄が著書で田上の腹について痛烈な批判をしていたのを思い出しました。今小鉄は鼻*1の腹を見てどう思ってるんでしょうか。「あの中邑の腹は何だ!」と怒ってるんでしょうか。
 プロレスラーというのは受身という側面からもキャラ付けという意味でも「脂肪が無い方がいい」ってもんではありません。怪物ガイジン路線を目指す森嶋はあのまますくすく育って欲しいと思いますし、田上みたいな角界出身ナチュラルパワー上等なキャラなら筋骨隆々よりもああいうつかみどころのない体型のほうが面白いのです。
 しかし鼻はどうでしょう。元々総格系のスタイルを取っていた彼にはアスリート的な体型がよく合っていました。増量してパワーアップするにしてもその基本骨子を否定するかのような増やし方をしてしまっては、これまで使っていたムーブの説得力が半減してしまいます。それこそ今までのスタイルを全て捨て去って「総格?シラネ」くらいの大変貌を遂げるならまだいいんですけどね…中西っぽくなるとか。それにいくら筋力アップしたとしてもそれにも増して明らかに太って帰ってきたと言うのはファンから見て正直ウウンなのです。つ〜かあまりにブヨッてるので筋肉の発達具合がイマイチわからず、「ただ太っただけじゃね?」と思われてる節もあり。試合でパワーを示してようやく「あ、パワーアップしたんだ」と納得してもらうという有様。本人はコレでいいと思ってるんでしょうかね?いずれにしてもそういった面については棚橋の「プロ意識」に遠く及ばない感があります。
 パワー殺法を取り入れた新たなスタイルはポイント高いと思いますよウン。正直以前のスタイルはプロレス的説得力が皆無で感情移入が全く出来るもんじゃありませんでしたし。それに比べればリバースパワースラムやランドスライドは重さを感じさせるイイ武器だと思います。反面鼻がどういうスタイルを目指してるのかわからなくなってきましたが。パワー系メインでいくのかなぁ。
 腹の肉に関して言えばガウ*2にもちょっとアレしたい部分はありますね。彼もここのところ増量してきて技に重みが出てきたのは大いに結構なんですけど、今の重さの中にも鋭さのあるスタイルからするとあのお腹の肉はいただけないです。もっと絞って欲しいですねウン。

*1:中邑の愛称

*2:潮崎の愛称