若林アナはガチ

 プロレスゲームの白眉といえばジャイアントグラム2000ですが、プヲタの友人に聞いたところ今も有志による大会が行われてるとのこと。友人も参加してるそうで…羨ましいなオイ。
 ジャイグラ出た当時は総合格闘技ブームの始まったあたり。プロレスから離れてそっち系にハマりつつあった俺がバイト先の友人に薦められて何となく買ったこのゲーム。当初はオリジナルレスラーをガッチガチの総合系で作ってました。そして友人と対戦させてみたんですが…友人のレスラー然としたキャラクター、戦いぶりに比べて自分のキャラの何と薄っぺらいことか!戦ってて全然華がないことに気づいたんですよ。打撃はロクに受けずに捌いてばっか、パンチにタックル、マウントパンチに腕ひしぎ…。その後の新日の迷走を先取りしたかのようなアレなレスラーを作ってしまった自分が恥ずかしくなると共に、プロレスラーらしいキャラへの憧れというかアレが再び俺の中に芽生えてきました。
 しかしそこでまた俺は愚行を繰り返してしまいます。「いくらプロレスラーらしいカッコよさを与えても勝てなきゃしょうがない。ゲーム的にそのままフォールに持っていける技が強いんだから、そういった技を揃えよう」などと考えてしまったのです。スープレックスを網羅するのは無論のこと、ヘルベントやらアバランシュホールドやらファルコンアローやら、方向性がてんでバラバラの歪なレスラーを作り上げてしまいました。これまたカッコ悪い…試合運びが非常に美しくないんですよ。まぁ強いんですけど。
 これではいかん!と思って試合を見ることにしました。当時はNOAH旗揚げ前後なのでテレビ放送がアレしており、昔のビデオをレンタルしたりワープロみたりしてプロレスのスタイルをもう一度叩き込み、自分の中での「カッコいいレスラー像」をしっかり作り上げてから改めてレスラーエディットしたところ、ようやくしっくり来るのが出来ました。なかなか勝てないけど俺の目指すプロレスをしっかりやってくれた時には惜しみない拍手をアレしたもんです。
 そんなこんなやってる間にプロレスの魅力に再びとりつかれ、ノアヲタへと変貌していくことになるわけですが…そう考えると俺がこんなんになったきっかけですねこのソフト。まぁ後悔はしてませんけど。今やっても十分楽しめるんでプヲタ、特に旧全日ヲタの人は必ずアレしてください。若林アナの絶叫が心地よいですよ!