名勝負数え唄

 14年目の冬です。早いもんですね。
 我がSWS-Rの道場で最初に教えること、それは「リング中央へ」。要するにリングの真ん中でロックアップするだけの動きなんですが(笑)。ロープブレイクを防ぐためにリング中央に陣取るのは関節使いにはまぁ重要っちゃ重要なんですけど、どっちかっていうと「間合いを取る」でロープに寄ってる方がゲーム的には有効。こんなん覚えるなら技覚えた方がマシなんですが、それでもやはり「プロレスはロックアップから」というアレを守りたいプヲタ的ロマン。俺のプレイスタイルは往々にしてこんな感じ。最近は試合もオートで観戦。思わぬ好試合になったりするとウハウハ喜んでます。今回はそんなまったりプレイの中生まれたロマン炸裂の名勝負をお届けいたします。
 時は13年目の夏。SWSRヘビーに君臨したマイティ祐希子は鬼神の如き強さで挑戦者を次から次へと屠りまくり。エースであるジーニアス武藤も完敗。あまりの絶対王者っぷりに頭を抱えたhiero社長、「国内には敵がいないから海外行くッス」的な展開を考えて祐希子にタイトル返上させ、海外団体AACへ派遣しちゃいました。で、戦力入れ替えるついでにこれまで停滞していたタッグ戦線も活性化しようと思案。TWWAに遠征してたビーナス麗子を呼び戻し、同期の石川涼美とのタッグで売り出すことに。で、帰国後最初のシリーズでTWWA世界タッグに挑戦させ見事戴冠。同シリーズでは空位になったSWSRヘビーの決定戦を行い、若手のホープ伊達遥を破った麗子が二冠に輝きます。これで新世代の台頭とか色んなテーマが生まれるぜ!とワクワクしてたんですが…。
 なんと同シリーズ終了後、いきなり麗子がタッグ王座を返上してしまいます!これにはただ唖然。ベルトの格が低いことへの不満か*1、シングル王者として専念したかったのか、それとも相方との確執とかアレなのか*2…。まぁ一番面食らったのはパートナーの涼美でしょう。せっかくの初タイトルをこんな形で失うなんて、その胸中や如何に。…しかしこんなアレを生かさない手はない!ということで麗子VS涼美の遺恨をテーマに今後のカードを考えることに。
 次のシリーズは夏のシングルリーグ「第1回S1」*3を開催。ここで涼美が麗子を撃破!大物食いを果たすと共に麗子の優勝を阻みます。イイ感じの展開にドキドキのhiero社長、ここで涼美を売り出す作戦に。もう一人の同期である中森あずみ*4とタッグを結成してWWCA世界タッグに挑戦させると共に、同シリーズでいきなりSWSRヘビーに挑戦させることに決定。麗子的にはS1での借りを返すというテーマがありますし、優勝した武藤は祐希子に惨敗したこともあって挑戦はまだ尚早、ということに。
 で、期待に応えた涼美はまずWWCAタッグを奪取。あずみとのバランスも取れてこれは名タッグの予感。某名タッグをもじって「サブマシンガンズ」と命名しました(笑)。そして因縁の対決は期待以上の好勝負に。必殺の延髄切りを決めて麗子が薄氷の防衛。これで抗争は終結…という感じにしようかと思ったんですが。
 同期のライバルというアレでシングルでは1勝1敗。エースを期待されて出世街道爆進中の麗子と最近急成長の涼美。んでもってかたやシングル王者、かたやタッグ王者ということで、お互いまだ色々思うとこがあるんじゃね?と妄想した社長。遺恨清算をテーマに丸々1シリーズ使うことにしました。それは怒涛のシングル8連戦。我ながら何ともマグマ(笑)。最終戦にSWSRヘビー戦を持ってきたこれ以上ないくらいの大舞台に選手はどう応えるでしょうか?
 ここでまたイイ展開に!何と最終戦までの結果が3−4!わずか1勝差で挑戦者涼美が大奮闘!タイトルマッチへの期待が嫌が応にも高まる中、決戦の地埼玉には36000ものファンがつめかけます。そして選手権試合は前回を上回る熱戦に!麗子の十八番延髄斬りを耐えた涼美ですが、最後は駄目押しの裏投げで3カウント…。イメージ的には試合後両者抱擁ですよ(笑)。
 そんなこんなで思わぬアクシデントから発した遺恨対決はとりあえずの終止符。これで電撃タッグ結成→新女のタッグリーグ殴り込み!とかだったらカッコいいんですが、これは団体のNo.1、2が自動で選ばれちゃうからなぁ…。ちなみにこの年は武藤と涼美がタッグを組んで新女で大暴れしてきました。抗争を通じて麗子の評価を超えちゃったようです(笑)。
 その後麗子はかつてのエースサイクロン近藤に敗れて王座脱落、以後タイトル戦線から後退してしまいます。一方涼美はあずみとのタッグ「サブマシンガンズ」で大ブレイク。WWCAタッグ王座として君臨し、シングルでも好成績。相方のあずみはWWCAヘビーを獲る大躍進で、見事に明暗が分かれちゃいました。
 で、未来のエース候補(俺的に)藤原和美はというと…同期の小川ひかると共に前座でビシバシしごかれまくり。公式的には必殺技はキャプチュードなので習得。でもせっかくだからオリジナル名付けよう!ということで出来た名前が「ペガサスファンタジー*5。さすがの彼女もこの名前には抵抗があったのかあんまり出そうとせず、またいざ出そうとしたら返し技のキックを食らう…など、ダイヤモンドヘッド並みに幻の技になっちゃったんですが、遂に開発から半年後に初公開。以後は吹っ切れたのかガンガン出すようになりました(笑)。このゲーム、試合結果の表記が古臭くてフォール技以外は「体固め」表記になっちゃうんですが、キャプチュード…もといペガサスファンタジーはちゃんと名前出るので嬉しいですね。というわけで藤原は今日も頑張ってます。

*1:これはゲーム的に有り得る話

*2:麗子はロリ体型で涼美はきょぬ〜

*3:パクリですよ、ウン

*4:ジョバーとして前座を温めていたのが実力をつけて一気にのし上がってきたという組長チックな関節の名手

*5:コンパチキャラが「ペガサス藤原」だということと「格闘ヒロイン」というイメージから(笑)