ELLEGARDENを聴いてみた

 我が強敵しおにアレしてもらったELLEGARDENのアルバムがいっぱい。片っ端から聴いてます。
 まだまだ聴き途中なんですが、初期の頃はイイ曲はあってもアレ?ってヤツもあったりで、また色々模索してるのかバンドとしての色が見えてきませんでした。スタイルが確立してきたなぁと感じたのは2ndミニアルバムの「My Own Destruction」あたりから。疾走感溢れるスピードロックといい意味でキャッチ―なポップス系の2本柱で、そこに英語歌詞が入ったり入らなかったりって感じですかね。スロー系はボーカルの力量が出ちゃうのでアレだったんですが、修行を積んだのか段々うまくなってるのがわかります(笑)。
 全体的にすっきりと聴きやすい曲が多く、俺的には好み。軽快なようでいて結構ヘヴィな面もあり、それでいてしつこくない(ここらへん絶妙なバランスだと思います)ので人にも薦めやすいかなコレは。「英語歌詞ウゼェ」とかいう人にはアレですけど(笑)。人気出てきたってのも頷けるいいバンドだと思います。今んトコイイなと思ったのは「Bare Foot」「風の日」「How We Used To Be」「Jamie」「No.13」「ジターバグ」「Wannabies」「Supernova」「スターフィッシュ」「Addicted」「バタフライ」あたり…って随分多いな。
 でも個人的にはもっと毒…というか強烈な個性が欲しかったかなって気がしますね。上で挙げたイイ曲の数が多かったのは「全体的にクオリティが高い」とも取れますが、裏を返せば「傑出した何か」がなかったってことにもなるわけで。全英語歌詞の曲が多いってのは立派な個性なんですけど、洋楽慣れしてるせいか普通に聴こえちゃうというか(笑)。…ってこれは貶してるわけじゃないっすよ?8点が9点10点になるかどうか、っていうレベルの厳しい注文なわけで。ちなみにこの採点法だとオレン(以下自主規制)は情状酌量で1点くらい。
 …長々と偉そうに感想述べちゃいましたが、基本的に人から薦められた物は「しっかり吟味した上で文句つける」ってスタンスなもんで。貸した側の立場を考えると「よかったよ」とだけ言われるよっか「ここはイイけど正直こういうのは微妙だな」とか言ってもらえた方が嬉しい、ってのありますし。どんなに趣味から外れてそうなもんでもとりあえずはチャレンジ。一通り観賞してから評価を付けるようにしてます。この「まずは受ける」ってのはプロレスから学んだ部分が大きいですね。相手を信頼した上で技を受ける、と。かわしてばっかじゃ実際の威力なんかはわからないですし、見た目だけで全てを理解できるほど人間便利にできてませんからね。結局何が言いたいかっていうと、プロレスは最高ですよ、と。つ〜かそろそろ限界なんでいいかげん寝ようと、それだけは強調しておきたいよね(何故か最後だけ三沢口調)。
追記:あんま寝れなかったけど目が覚めちゃったので続きを聴いてようやく終了。お気に入りに「モンスター」「Snake Fighting」「Marry Me」「Missing」「虹」を追加。アルバムの質が向上してきたのか、それとも耳に馴染んできたのか、どれ聴いてもよく聴こえてしまうのが困りモノ。ま、総じてイイ曲多いですよ、と。以上、俺的な感想でした。