当時はこんな感じのへっぽこゲーム多かったんですよ

 テンションガタ落ちで家に引きこもってた今週何やってたかというと…エミュレータ―で懐ゲーやってました。その中でも特にイカスゲームを今回紹介致します。
 そのタイトルとは…TM NETWORK LIVE IN PAWERBOWL」であります。ファミコンで'89年に発売されたゲームなんですが、主人公がTMNだったりするわけではなくて一介の少年。'99年に軍事衛星の暴走により人類は滅亡。その時時空が捻じ曲がったのか10年前に飛ばされた主人公の少年が、成り行きでTMのメンバーと協力して衛星打ち上げを阻止するという壮大なストーリーなのです。…ホントですってば。
 所詮ファミコンソフトなので画像も音楽も期待するだけ無駄なんですが、写真取り込んで加工したんだなと思わせる顔グラフィックはなかなかイイ感じですし、3音を駆使して奏でられるTMの名曲たちは聴く人が聴けば「ああなるほど」という出来であります。クライマックスのライブシーンは色んな意味で必見!
 ストーリー展開は荒唐無稽もいいトコ。タイムスリップ時に主人公と一緒に飛ばされてきた愛用のコンピュータ(ノートというには前時代的なデザインがステキ)で、他のPCの解析やら電子ロックされたドアの開錠とかバンバンやってるし…1999年の科学力はスゲェ。協力してくれるTMのメンバーも、ライブ前なのでリハーサルに余念がなく基本的に別行動だし。でもでも、木根さんが大活躍するのは○。普段は狂言回し的な立場にいながら、アクションシーンでは敵の手から拳銃を蹴り飛ばすなんて離れ業を披露してくれます。さすがだぜ木根さん!
 ただこのゲーム、結構ゲームオーバーになることが多い上にそのフラグがわかりにくいです。何度も逮捕されましたよあたしゃ…。まぁそれを乗り越えてエンディング迎えた時には感動でしたよエエ!
 ちなみにこの作品、あの渡辺浩弐さんが顔グラフィックで出演してます。どうりで見た顔だと思ったけど…。