正に裏技

 以前蝶野のFTSは志賀絞めのパクリだと断罪したことがありました。その時はすっかり忘れてたのですが、今を遡ること12年前に既にSTFの裏っ返しってあったじゃないっすか!
 プロレス体系別必殺技コレクション第52回:複合絞め技&複合関節技系 後編 情報源:SportsClick
 その名もまんま「裏STF…なんで忘れてたんでしょうね、俺(笑)。まあこれは「掟破りの逆サソリ」的なアレの発展版みたいなもんですから、その後多用されたかというと違うんじゃないかな、多分。アレですよ、森嶋のアックスボンバーみたいなもんです(過去一度だけ使用)。
 というわけでFTS誕生の経緯の謎が深まってきました。蝶野が昔の自分のやられっぷりを突然思い出して開発に着手した…という可能性もありますが、それならインタビューとかで馳がらみのコメントを出してもいいんじゃないの、と思うわけで。となると恐らくFTS開発の時点で蝶野の頭からは裏STFの存在はすっぽり抜け落ちていたに違いありません。「だったら志賀絞めも知らなかったんじゃん?」という説もありますが、他団体の若手選手(という表現はもはや当てはまらないっすけど…)の真似をしたなんてことは口が裂けても言えないっすからね。これは一概にどうこう言えませんです。
 じゃあ志賀絞めの開発に馳が関わっていたのでは?と考えると夢が膨らみますな。全日時代にこっそり伝授されたのを志賀さんが発展させてオリジナルホールドとしたのか(こちらはただの裏STFじゃないもんね)、ハワイで小橋と共に新技開発に取り組んでいた志賀さんに馳が接触したのか…。蝶野への技伝授疑惑で新日登場を予想していましたが、もしかしたら全日マットに電撃復帰するかもしれません!…スーパー・シガ・マシンとかで(笑)
 で、裏STFの話が出たことで一つ謝罪をさせていただきます。俺は「裏」とか「リバース」っていうのは「従来の技と逆の体勢の相手にかける技」だって定義してたんですよ。裏十字固め、裏不知火、リバースDDT、リバースフルネルソン、リバースタイガードライバー(コレは途中までは同じで落とし方が逆のパターン)などなど、全部ノーマル技と反対の体勢ですよね。だから永田さんがリバースナガタロックⅢを出した時、正直「へっ?」と思ったわけです。でも「裏STF」がありならリバースナガタロックⅢだってありなはず。相手と自分の位置関係が同じでも、2人して裏っ返ってるならこれも立派に「裏」で「リバース」でいいんですよ!てなわけで正直スマンカッタ。