社会復帰なんて有害無益

 <神戸児童殺傷>加害男性、遺族に賠償金の一部支払う 情報源:Yahoo!ニュース
 字面だけ見ると立派な行為のように読めなくもないですが、何の事はない当たり前のことです。どうも日本人は変な感性があって、悪いことしてた人がちょっとでもいいことしたら持ち上げて、日頃善行はたらいてる人がちょっと悪いことするとこき下ろしますが、この件もそんな感じがします。賠償金を払うのは当たり前。こいつが過去にやったこと、その非道さは数年少年院に入ったところで拭われるものではなく、一生十字架を背負うべき問題なわけです。しかし、本名を公開しないという日本の少年犯罪への甘さは、結局全てを「過ぎたこと」にしてしまいかねません。
 少年院入所経験のあるものの再犯罪率は相当高いと聞きます。果たして少年院が犯罪抑止力としてどの程度の効果をあげているのか俺は疑問に思います。出所した者どもは「刑務所に入るのはつらいこと」→「犯罪は止めよう」ではなく、「刑務所に入るのはつらい」→「捕まらないようにしよう」と考えるようになるのではないでしょうか?結局のところ少年院は犯罪者の腐った性根を更正するなんてことは出来ないのかもしれません。
 「善人ですら救われる、いわんや悪人をや」といった親鸞上人の言葉があります。善人ですら救われるんだから、悪人が救われないわけがない、というある意味常軌を逸したお言葉ですが、こうした考えを拡大解釈して、社会は元犯罪者に対して無意味に度量が広かったりします。何でその器の大きさを被害者達に向けてあげないんでしょうかねぇ。それに親鸞さんの言葉は「極楽浄土」の話なわけで、天国行けば悪人は救われると言う話なのですから、サクッと死刑にしてしまえば救われてハッピー。悪人は片っ端から死刑。…でいいんじゃないっすかね、犯罪者擁護派の皆さん。
 …なんだか書いててわけわからなくなってきました、もう寝よう。