幻の すごい 大技

 安生、道場破りから10年 グレイシーと大みそか雪辱戦 情報源:スポーツナビ
 携帯サイト「バトル三昧」によると、



−−Uインター時代の技で仕留める?
安生「Uインターの頃にはない技術になると思う」

 これを見てあたしゃピンときましたね。Uインター後の安生が身につけた技って言ったら…コレっすよ、やっぱり。あの前田日明の意識を刈り取ったこの技に、安生は絶対の自信を持っていると思うんですよ。で、10年越しのグレイシーへの雪辱のため、遂にこの技の封印を解くというわけです。ハイアンの入場時、これがこのカード最大のクライマックスですよ!
 ここで見識のある方は「ちょっと待てよ」と思うかもしれません。そう、グレイシーにはあの「グレイシートレイン」があります。前後に対しては絶対的防御力、左右を空けておくことで乱戦時にも迅速に動けるという無敵のフォーメーション。確かにこの布陣では安生が必殺技を放ったところで別のグレイシーさんに当たるだけになってしまい、残りのグレイシーさんに反撃されてしまうでしょう。しかし!相手はグレイシーのはみだし者であるハイアンです。彼は初来日の時から入場時に小柳ゆきを使用するほどの傑物で、当然のごとく電車ごっこはやらんのですよ。ってことは無防備な後頭部を晒しながら一人で(もしくはセコンドと)のへのへ入場してくるわけです!ここがこの試合が組まれた最大のポイントだったんですよ。ハイアン以外のグレイシーだったら安生も首を縦に振らんかったでしょう。自分の必殺技が確実に決まるであろう状況を作りうる相手だからこそ安生はこのリベンジマッチに挑むのです!
 それにリング上のルールにあれこれイチャモンをつけまくるグレイシー一族も、入場時のパフォーマンスやらには文句を言ったためしはない、というのも重要なポイント。さらに話をうまく進めて「レフェリーストップなし」という条件を盛り込めればもう勝ったも同然です!ハイアン入場時に颯爽と安生が後ろから駆け込み一撃。レフェリーがなんか言っても関係ないので、そ知らぬ顔して昏倒してるハイアンをリングに引きずり込み、無理矢理試合開始させてそのままタコ殴り→セコンドタオル投入。この勝ちパターンで大晦日は大熱狂ですよ!