今週の週プロ

 さてさて毎週水曜日は週プロの発売日。では早速紹介していきましょう。
表紙:三沢&ムトゥ
 全日本10・31両国大会で電撃合体する三沢とムトゥ。プロレス界を代表する天才二人のタッグはいったいどんなものになるのでしょうか?そして対するハセケンは…?色んな意味で興味が尽きないこのカード。三沢がどれだけ周りのスタイルに踏み込むか、そして馳が大一番での爆発力を発揮できるか、というあたりが鍵になる気がします。
今週の名言:「中邑のあの哲学は俺は嫌いだよな」byムトゥ
 三沢とのタッグが一躍話題となってしまったためにいささか影が薄くなってしまったムトゥ・西村vs棚橋・中邑戦。ですがこの対決には世代闘争以外にもプロレスに対する価値観の違いというテーマがしっかりと存在しているようです。ムトゥは新日の格闘技路線を嫌って全日に移籍した経緯があり、中邑は新日格闘技路線を象徴する選手。ムトゥは「マッチョな者同士が闘うから面白い」と考えるのに対して、中邑はただ体をでかくするより、動ける体を作ることをテーマとしています。この正反対な価値観の対決が好試合を生むのか、それとも後味の悪い結末となるのか…結構ドキドキです。でもやっぱり中邑の代わりに藤波に出てほしかったなぁ。
 次点は鈴木みのる「だからこのベルトには闘いがねえっていうんだ。テメーらの勢力を大きくするためだけの目的じゃねえか、手段じゃねえか。」相棒の高山が欠場しているため、タッグベルトの返上を要求した蝶野に対してのコメント。確かに一理ありますね。新日に限らずベルトというものは、最強の証明というよりも政治力、影響力の強化に使われがちです。だからといって防衛戦ができないのに返上しなかったり、防衛戦を拒否しまくったりするのもどうかと思いますが…ねえ、藤田さん?
今週の一枚:P120 川田vs中嶋クン
 ネタ的な写真ではいいのは結構あったんですけど、写真から衝撃が伝わってくるようなのはやっぱりこれかなぁ。川田のエルボーを必死に受ける中嶋君の図。数ヶ月前の川田との邂逅では「潰されるんじゃないか」とひやひやする試合でしたが、ここ数ヶ月でガシガシ攻められても食らいついていく負けん気が目に見えてよく出てきた気がします。頑張れ中嶋。
 次点はちょっとネタ系、P30の西村修。LOVEマシンズのリストラBOXに閉じ込められた西村が、悠然と瞑想を開始。相方のムトゥはリング上でマシンズにボコボコにされているのに涼しい顔。んでもって「今の数分間に現代プロレスについて考えさせてもらった」とか言ってます、さすが西村さん。
 ケン様とスギンは…俺的にはちょっと…。アンチ冬ソナっすから。それよかP21の「頭突き宮城一決定戦」を制した泉田を推します。賞品のこけしを持ってうれしがるその姿は実にいいですね(笑)。
今週のインタビュー
 今週は巻頭にムトゥのインタビュー。そしてDRAGON GATE期待の新人・鷹木信悟と、「若ZERO」の佐々木義人崔リョウジ浪口修のインタビューとなってます。
 ムトゥは三沢とのタッグや中邑・棚橋組との対戦についてをメインにいろいろ語ってくれてます。キーワードは「エッチっぽさ」ですかね(笑)。
 鷹木はCIMAが6人タッグのパートナーに抜擢したほどの驚異の新人…っぽいです。確かにイイ体してるしカッコええかも。
 若ZERO三人衆は…まあ、読んでやってください。
今週のコラム
 秋山先生は力道山の映画撮影についてのエピソード+いつもの橋ネタ&泉田ネタです。泉田がスターネス入りを目論んで通っているところとは?
 編集長はムトゥについて。巻頭インタビューとはまた違ったムトゥ話が読めます。ムトゥファンは今週は迷わず買いですね。三銃士としてくくられることの意味についてや、最近の小島について語ってます。
 ヤスカクさんは藤波副会長がライガー批判をしていることについて。「ライガーは正義の味方でなければいけない」…確かに俺もそう思いますね。いかに戦い方がアレでも、いかに言葉が汚くても、ライガーは正義の味方、ベビーフェイスでいて欲しいです。それから、ムトゥとのタッグで棚橋・中邑と対戦する西村について。「今回はドリー役(サポート)に徹する」ということですが、はたしてどうなることやら…。
 プロレス界クローズアップでは、今年もG1後に失速しそうな天山について。外敵と絡まずに蝶野潰しに躍起になっている天山には鈴木みのるをはじめ批判の声も少なくないです。まあG1覇者としてIWGP奪回しようとしたら藤田がダメ出ししたのが全て悪いんですけど…。あのゴリラは何様のつもりなんでしょうかねぇ…。
 「週プロ野郎」では中嶋クンについて語ってます。16歳にしてこれだけの活躍を見せる中嶋クン…更なる成長を続けて10年後とかにはすごい レスラーになって欲しいな、と思います。そのためにも色んなスタイルに触れて引出しを増やしていって欲しいっすね。その意味でも健介についていくのはいいことなんじゃないでしょうか。
今週の特集
 今週はアニマル浜口についてです。ワイドショーとかでひどい中傷を受けたりしている浜口さんですが、そんなこと言ってるアフォどもにこそ、この特集読んでもらいたいですね。人間・浜口平吾の人となりがよくわかるいい記事だと思います。
今週の試合記事
 まずはみちプロのケッパレ1でしょうかね。興行自体の出来はともかくとして、あの小川直也ジャイアント・シルバ、んでもって白使まで飛び出すという豪華メンバー。でもあくまで一番人気はサスケ、というのがみちプロという感じでいいですね。ハッスルと交流しながらもそれに飲み込まれない「みちのくプロレス」をしっかりと掲げる姿勢には好感が持てます。
 NOAHの東西興行戦はなかなかイイ出来だったようですね。ケン様とかスギンは…まあ置いといて。田上と三沢、小川の「3連スリーパー」が見られるなんて…。
 全日では三冠挑戦権をゲットした太陽ケアっすかね、注目は。「ハワイの自宅に置いてきた」というベルトを颯爽と掲げる姿は実にイイ!監獄固めを極めた時の気合の入った顔もいいですね。
 そして最近では珍しくAtoZ…というか女子プロの記事が結構手前に載ってます。玲央奈の挑戦を退けた”ザ・ファイナリスト”西尾美香、期待の若武者華名など、まだまだ魅力あるタレントが女子プロ界にいるんですね、頑張ってもらいたいもんです。
 そしてWWE。健想がWWEタッグ王座を奪取したそうですね。おめでとう健想。地味にメジャータイトルは初戴冠かな?
 んでもって最後に取り上げるのはBJW。真っ赤に燃えてる すごい 非祭り。棺桶に突っ込んで火をつけるなんてぼくにはとてもできない。
 以上、アイモカワラズだらだらと書いてみましたが、まあ要は今週も買いだということっす。