完走
遂に俺妹アニメBD制覇。全巻購入特典最高や!きりりんテレカ最高や!
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内容的には色々ツッコミどころもありましたが、何というか黒さを削られていた序盤の黒猫に比べ、今回はダークさも含めて黒猫の魅力を十二分に表現できていたように思います。これぞ黒猫さんやで。ですが黒猫が見習ったという桐乃の生き様についてアニメではキッチリ描けてないのでその点は何だかなぁ、と。個人的に原作5巻は桐乃のいる位置*1に色んな意味で黒猫が辿り着こうとする過程を描いてると自分では思ってるんですけど、アニメだけ見ると「黒猫の成長パネェ!それに比べて桐乃は…」って思う人が少なからずいそうなのが残念。
15話は以前書いた通り。原作ではラストほんのちょこっとで5巻の黒猫無双を全て吹っ飛ばすだけの破壊力があったんですが、モノローグ無しの駆け足なアニメでは視聴者置いてけぼり。どうせなら多少のネタバレ覚悟でリアとの勝負の映像に京介のカットかぶせて「お兄ちゃん分補給したから勝てた」ってのを念押しした方が良かったと思います。原作読んでも気づかなかった人結構いたみたいですしね…。
コメンタリー14話はPSP版・ドラマCDなどメタ全開で京介を弄りつつ、「原作で白黒ハッキリつける」という宣言が飛び出したのが最大のアレ。15話コメは総括。最終的にごまかしちゃったきりりんはともかく、可愛い連呼するわ「大嫌いで大好き」なんて告白しちゃった京介は何巻設定なんでしょうね、やはり12巻?「作品が終わってしまう」という沙織の発言を深読みして各所での作者のコメントと組み合わせると、原作ラストはあんな感じの兄妹デレが見られるんでしょうかね、素晴らしい。
特典CDは例によってEDフルバージョン。「贖罪のセレナーデ」はマスケラをイメージしたっぽいイイ意味で厨二臭全開のカッチョエエ曲。黒猫にはやはりこういうノリが良く似合いますね。しかし京介とデュエットとは…桐乃可哀想。「keep on runnin'」はメルル劇場版主題歌…という位置づけですが中身はバッチリ俺妹曲。爽やかな曲調にのせて桐乃の心情を歌い上げたエエ曲です。
というわけでようやく俺妹アニメ完走。色々文句付けたいところはありますけど何だかんだで楽しめたと思います。BD全巻買ったのは原作者書き下ろしのコメンタリーの存在が大きいですね。アニメで描き足りない部分のフォローとか、大っぴらに言えないけど原作読み解く上でのヒントだとかを散りばめてくれた上でギャグとしても楽しめるとても美味しいオマケでした。伏見先生お疲れさまでした。
*1:学校生活での充実ぶりとか京介との距離とか生き様そのものとか