7巻

 俺妹アニメ7巻視聴。

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織田広之

アニプレックス 2011-06-22
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 12.5話は配信されたものと特に変わりはないようです。この表記だと12話と13話の幕間劇だと誤解されそうな気もしますが公式のアレなんでしゃーない。内容的にはやはり全体的に駆け足なのが残念。これを言っちゃ身も蓋もないかもしれませんが、モノローグがないと桐乃と京介の微妙な関係って描ききれなくて薄っぺらく見えますね。まぁそこはしょうがないにしても、「じゃあね、兄貴」のところは原作挿絵みたいな寂しげだけどスッキリした表情の桐乃を見せて欲しかったです。
 そして完全初見の13話。OPは並んで歩く高坂兄妹から桐乃を抜くことで寂しげな京介を演出したり、ラストの無人の部屋で桐乃不在を強調したりと相変わらずイイ仕事してます。OPはホント申し分ないですよね。本編はベルフェゴールとの遭遇でマジ戦慄な黒猫が見られなかったり、真壁クンがとても女装に耐えうるような声じゃなかったり、「滅義怒羅怨」が何故か「REGARIA」なんていう凡庸な名前に変更されてたり、カプ論議のところがセリフだけで原作未読だと分かりづらくね?だったりとイマイチな部分もありましたが…沙織と瀬菜ちゃんのはっちゃけっぷりをしっかり描いてくれてたので全体的に見れば良い感じだったと思います。特に沙織はアニメ中一番まともに描けてたんじゃないでしょうかね。これまでは省かれまくりでしたし。
 恒例のコメンタリー。12.5話はルシファー様と夜魔の女王。ルシ様がなかなかいいキャラしてて良かったですね。ギャグ一辺倒かと思いきやコメンタリーはかなりまとも。運命の分かれ道のきっかけはチャリ→疲れてたのでとっとと寝たい&ス◯トロでヒいた→「見ない」を選択…という解説は分かりやすいですね。何でこっちの桐乃は留学したか、というのは直球ではないにしても12話コメとかをアレしながら上手く示唆していたように思います。
 13話コメは赤城兄妹。SD赤城のデザはあんま赤城っぽくないですね。こちらもギャグメインながら要所で本編読む上でのヒントが散りばめられてます。何だかんだで赤城は「普通にイイ兄貴」で、その枠から外れかかってる京介との考えの差みたいなのが随所でアレされてますな。
 今回はスペシャル映像特典として「irony」フルバージョンに対応したOP映像とメルルOPが入ってます。フルバージョンOPの出来はホント素晴らしい。桐乃のモデル・陸上シーンの新規カット、学校であやせ加奈子とじゃれてるシーンや京介・桐乃・黒猫・沙織・麻奈実という珍しい組み合わせのドタバタシーンなど嬉しい追加要素をアレしながらキッチリ仕上げてくれてます。メルルOPもなかなかよかったですよウン。
 毎度おなじみED曲収録の特典CD。「READY」はキャッチーなポップス。サビの感じがどっかで聴いた風なのはご愛嬌…イイ曲だと思いますよ。「†命短し恋せよ乙女†」は…オブラートに包んだ言い方をするならズコー。
 次巻でいよいよラスト。最終回は配信で見てトホホだったんですけどBDで見なおせばまた別のアレがあるかもわかりません。14話は未見なのでちょい楽しみ。