一番可愛いのは、ハルヒなんだよ

 『涼宮ハルヒの消失』80点 超映画批評
 なんばパークスシネマで座席予約できたので観に行ってきました。
 前評判高かっただけあってさすがの出来でしたね。2時間40分という時間を存分に使ってしっかり「映画」を作ってくれました。Fateにこれだけ時間あれば…。長時間だからといって長いと感じることもなく、しっかり間を取るところは取りつつもダレない展開で「消失」を過不足なく描き切った感じですね。金と時間は偉大なり。OP付きだったのも嬉しい誤算でした。
 話題の消失長門ですが、なるほどスタッフの愛の結晶というべきか、スゲェイイですね。ノーマル長門の不動っぷりの鬱憤を晴らすかのように細かい動きで見事なキョドりっぷりを演じてくれてます。小説の描写でもかなりアレでしたが、実際絵になって動いてるのを見るともう色々ヤバいです。
 しかしそれをさらに上回ってるのがハルヒ。100万ワットのスマイルを炸裂させまくりグリグリ動きまくりで冒頭でしっかりインパクトを残して中盤の喪失感をアレしてくれたり終盤のアレコレも可愛いノーマルハルヒも捨てがたいですが、消失ハルヒの破壊力マジパネェ。長髪ムッツリ顔がニパッと笑うとマジヤベェ。ポニーハルヒの可愛さは異常。
 とりあえず一番エロいシーンは部室で長門に詰め寄ったときのアレ。一番目のやり場に困るのはTシャツハルヒけしからん。
 ベタ褒めしまくた後にアレですが、EDのアカペラは個人的に微妙でした。消失長門が歌ったとイメージするならあのつたない歌い方はまぁありなんですが、音楽なしってのはスタッフロール的に肩透かし、尻すぼみ感が。1番はアカペラ、2番から伴奏ありってのならよかったかも。
 総評としてハルヒファンなら原作・アニメ派問わず行って損はない出来です。どっちもチェックしてない人が行くとちょっとわからない部分もあると思いますが、パンフなどで基本的設定をなぞってれば問題なく楽しめるかと。