終わりよければ

 非常に胃がキリキリ痛くなる試合展開でしたね。
 むこう3000年は勝てないと思わせるくらいボッコボコにして欲しいという願いも虚しく、ヒットは出るけど点につながらず、監督の采配も首をかしげる展開で僅差のゲーム。とりあえず城島と原は猛省して欲しいです。栗原とダルは…まぁしょうがないかと。
 岩隈は素晴らしいピッチング。味方がチャンス潰した後の一発は流れ的に仕方ないと思いますし、次の1点も球が上行くようになってからも使い続けた原の責任。韓国相手に2試合3失点は立派な成績です。勝ち星には恵まれませんでしたが、キューバ戦での見事な投球も合わせるとMVPじゃね?と思わせるだけのアレはありました。
 野手で輝いていたのは内川ですね。打は勿論のこと守備でも大活躍。難しい球をうまく処理して見事に2塁殺かましたのは圧巻でした。あと観客とのハイタッチもカッコエエ!ノッてるなぁと思わせる1シーンでした。ファンになりそうです。
 そして何と言ってもイチロー。帳尻だとか最後だけおいしいトコ持って行きやがってとか言う人も多いかと思いますが、今日は最後以外でもキッチリ当たってましたし、決勝への意気込みが十二分に感じられましたね。再三チャンスを潰した某四番は…まぁいいとして。そんな好調なイチローでしたが最後の打席はもう何というか…全盛期のイチローでしたね。鳥肌立ちました。ストライク・どボール関係なくバット出して行ってカットしながらタイミングを合わせ、キッチリヒットにつなげて行くというまさにイチロー。同点に追いつかれた後のチャンスで「イチローなら何とかしてくれる」と信じ応援していたのであのタイムリーにはもう大歓喜ですよ。韓国への怒りとかそういうアレがとてもちっぽけなものに思えるくらい感動しましたよウン。
 しかしWBC開幕からの不調→韓国戦で馬鹿打ち→また大不調でヤバイ→決勝で復調→最後に覚醒、決勝打!と…ホントWBCイチロー劇場ですね。漫画でもそう見られないベタだけど燃える展開を現実にやってのけるとは…さすがイチロー