くやしい…(以下略)

 アイドルマスター XENOGLOSSIA
 子供の頃はジャッキー・チェンのファンでひたすら彼の映画を観ていました。テレビ視聴がメインな俺にとって彼の声といえば石丸博也さんのあの声なわけで、初めて劇場で生音声聞いたときにはさすがに違和感もありましたが、それでも自分の好きなジャッキーが暴れまわる姿に引き込まれていつしかそれも気にならなくなったものでした。映画ごとにキャラクターが違うのだって「だって映画だもんね」と納得できましたし、逆に作品ごとに色んな表情を見せるジャッキーたちをその都度新鮮な気分で楽しめたわけで、プロジェクトAでのクールな役+カッコいい吹き替えなユン・ピョウとスパルタンXやサイクロンZのコミカルな役+三枚目な吹き替えな彼のギャップはかなり面白かったですね。
 …というわけでアイマスゼノグラシアです。要はアレですよ、自分が贔屓にしていたアイドルがハリウッド映画デビューして台詞は外国人の吹き替えしてると思えばいいんです。彼女が動いている姿を見て感慨に浸ればいいんです。キャラとかストーリーが違うってそりゃ作品違うんだから当たり前なんです。タイトルが気になるって言うのだってアレですよ、「沈黙シリーズ」とか思い出してみてください。シリーズって言っても主人公の設定やらなにやら毎回違うじゃないですか(笑)。ケイシー・ライバックが元軍人だけど今はコックって設定は多分第一作だけですよ。
 そんな意識を持って今作品を見てみればホラ…結構面白いじゃないですか。正直春香の声がひどすぎて「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で織田裕二が吹き替えやってた時を思い出したり、千早が胸デカくなったらあずささんとの違いはアホ毛の有無くらいじゃね?とか思ったり、雪歩はあの髪型であの声だとシエスタっぽくね?とか思ったり、宇宙のゴミを処理するのが目的なのに東京のど真ん中からロボ打ち上げる意味はどこにあるのん?とかツッコんでみたりしましたがまぁそれも些細なことです。舞-HiMEスタッフのクオリティの高さを持ってすればどんな大根でもヘボ設定でも結構見れたモンになるんですよ。せめてこういう人達でスパロボ作ってくれればとか思うのは野暮ってモノです。ええ、野暮ですよ。
 そんなわけで第1話。面白かったですよ?ウン、ホントに。これからが楽しみだなぁ。