不定期連載 懐ゲー上等

 風邪引いてゴロゴロしてるとど〜でもいいことが結構頭に浮かんできたりするもので。自分のこれまでのゲーム歴を振り返ってみたりしようかと。今回はそれぞれのハードで買った最初のソフトを取り上げることにした。
「アストロコマンド」カセットビジョン '83 エポック社
 世間ではファミリーコンピュータが出現し、いよいよ家庭用ゲーム機繁栄の狼煙が上がろうとしていた頃、突然我が家に出現したゲーム機、カセットビジョンJr」ファミコンを二周りほどデカくしたそのボディは本体兼コントローラ。ゲームの入ってるカセットにはついでにCPUとかも入っている。 操作は簡単、だって方向キー左右にしか動かせないから。まあそんな素敵マシンと一緒に購入したのが「アストロコマンド」。横スクロールシューティング…かな、一応。障害物をよけながら敵を倒していくシンプルそのもののゲームだったが、左右に動くレバーで上下操作をしたり、中途半端なリアルさを追求した「だんだん高度が落ちていく機体」のため結構難易度が高く、兄貴と共に遊び呆けたもんです。数年前物置から引っ張り出してプレイした時にも異様にハマったし…単純明快上等。
「F1レース」ファミコン '84 任天堂
 やはりカセットビジョンでは子供心に「ダメだ」と思ったのか、1年後に購入されたファミリーコンピュータ。で、最初に買ったのがこのF1レース。擬似3Dというには抵抗があるけど、当時まだ珍しかったバックビュー式のレースゲームに兄弟そろって大ハマリ。後に416km/h出すと(当然曲がりきれずクラッシュ必至)以後ターボモードになるというウルテク、そこから更に「アクセルボタンを1秒間に50連打するとターボにターボが重なってすげぇ速くなる」というウソテク(記念すべきファミコンロッキーの第一回)のためにしばらくうちのTVを占拠することとなった。
ウルトラマンディスクシステム '86 バンダイ
 それまでもゴルフとかはやったけど、ディスクシステムオンリーのソフトとしてはこれが最初だと思う。ウルトラマンが題材の横スクロールアクションゲーム。最初はハヤタ隊員で進むわけだが、ボスなどはウルトラマンに変身しないと倒せない。でもあんま早く変身すると時間切れになってしまうのでなるべく弱いハヤタで進む必要がある…というウルトラマンという題材を見事に生かしたアクションゲームの傑作。ラスボスのゼットンのデカさと原作を意識した攻略法には脱帽。だが、これをやって「おお、キャラクター物って面白いんだ」と誤認識した俺は、その後茨の道を歩み始める…。ある意味すげぇ罪深いソフト。
 以上、比較的初期のハードでの初ソフトについて紹介してみた。機会があればそのうちPCエンジン以降も書こうかと。でもこういうの書くと年齢ばれそうだなぁ…。