VERSUS上等
DVD買ったままなかなか見る機会がなかった「VERSUS」を見た。いやぁ、面白いわ、これ。「アクション映画において、ストーリーなんてのはドンパチやるための口実に過ぎない」というのを極限まで突き詰めた映画。ただただ闘うだけ、ひたすらに。ジャン・クロード・ヴァン・ダムもスティーブン・セガールも裸足で逃げ出すようなストーリーの無さっぷりにはもはや脱帽。言うなれば「超リアル版ウルトラファイト*1」といったところでしょうか。肝心のアクションシーンは日本伝統の殺陣をベースに、中国系ワイヤーアクションとマトリックス的ハリウッドアクションへのオマージュを織り込んだなかなか洒落の効いた代物。俺的にはハッキリ言ってキルビルよっか面白かったです。俳優陣も無名ドコロがいい意味ですれてない演技を見せてくれたし、坂口拓はさすがボクシングプロライセンスと言うべきキレのある動きをしてました。いいね、坂口拓。
ふと思ったんだが、俺としてはケイン・コスギにはこういう映画に出て欲しい、マッスルヒートとかじゃなくて(笑)。